省エネ・電気代

電気代の会議に、現場の「暑い」も一席つくる|電力の見える化

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架空の工場の打合せです。

社長は「電気代を下げたい」と言います。現場は「もう少し涼しくしたい」。総務は「工事はいつできますか」。

三人とも会社をよくしたいのに、会議の議題が三つあります。エアコンのリモコンだけが、全員から見つめられています。

サステナシールドの寺嵜です。

こういう場面を考えると、省エネの入口に必要なのは、誰かの我慢を決めることより、お互いが見ている状況を持ち寄ることだと感じます。

請求書には、現場の時間割が書いていない

月の使用量は大切な情報です。ただ、それだけでは、どの設備がどの時間に動いていたかまでは分かりません。

回路別の計測と、営業時間や生産設備の運転記録を重ねると、調べる場所を絞りやすくなります。

夜間の電力も、すべてが無駄とは限りません。冷蔵や保安のように、止められない仕事があります。

数字にも、担当する仕事がある

電流のA、電力のkW、使った量を表すkWhは、同じ数字ではありません。

使用量を減らしたいのか、負荷が集中する時間を見たいのか、設備が止まる前後を調べたいのか。目的によって必要な記録が変わります。

一定間隔で保存した最大値では、短時間の変化を拾えない場合もあります。

慧通信技術工業のSmart Meter ASPは、記録に加え通知や異常時刻前後の解析を案内しています。追加回路や記録間隔、費用は構成ごとに確認が必要です。メーカーのサービス説明
https://www.ieee802.co.jp/smartmeter/smartmeter_industry.php

次の会議へ持っていくもの

最初から大きな計測システムを決めなくても構いません。

「暑いのは何時ごろか」「止められない設備は何か」「変更できそうな運転時間はあるか」。それぞれの担当が一つずつ持ち寄るだけでも、話は具体的になります。

工事後の効果を比べる際も、気温や生産量などの条件を合わせます。

あなたの職場の電気代の話に、まだ席が用意されていない声はあるでしょうか。

その声を聞くことが、次に測る場所を教えてくれるかもしれません。

見える化を進める順番

  1. 請求書とWebデータを読む

    高圧で受電している事業所なら、請求書と電力会社のWebデータでかなりのことが読み取れます。月ごとの使用量と季節差、最大需要電力がいつ発生しているか、昼と夜・平日と休日の違い、基本料金と従量料金の比率。まずここを押さえます。

  2. 現場を歩いて、データの山の正体を確かめる

    動いていないのに入ったままの機械。壁に囲まれて熱がこもっている室外機。設定温度は同じなのに場所によって違う暑さ。誰も使っていない時間帯の照明と空調。現場を歩くと、データ上の山が何によるものか見えてきます。

  3. そのうえで、何を直すかを決める

    ここまでやって、はじめて設備の話ができます。屋根や窓の熱を減らせば空調の負荷が下がり、必要な設備も小さくて済みます。順番を逆にすると、大きな設備を買ってから思ったより使わなかった、ということが起こります。

よくある質問

計測器を付けないと分かりませんか。
まずは請求書とWebのデータで十分なことが多くあります。回路ごとに細かく分けて見る必要が出てきた段階で、計測をご提案します。
どのくらい下がりますか。
使い方と設備によって変わるため、データを見る前に金額はお出ししません。読み解いた結果をもとに、優先順位をつけてお示しします。
データはどこにありますか。
電力会社のWeb明細から取得できます。取得方法が分からない場合は、手順をご案内します。
現場のヒアリングは必要ですか。
必要です。データだけでは、山の正体が機械なのか空調なのか判断できません。現場で働いている方の、暑い・使いにくいという声も重要な情報です。

整理しきれないところがあれば、今分かっていることから一緒に考えます。

寺嵜 直通|法人・事業のご相談
https://line.me/R/ti/p/%40119upwsl

電気代と現場の困りごとを相談する

電気の使い方と稼働時間を整理し、調べる設備の優先順位を考えます。

分かるものだけで大丈夫です。次の情報があると、ご相談を具体的に進めやすくなります。

書類がそろっていなくてもご相談いただけます。写真や明細は、お名前・住所・お客様番号など不要な個人情報を隠してお送りください。

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