370Lと460L、どちらを選ぶか。
人数ではなく、お風呂の使い方で決めます
エコキュートの相談で、いちばん多いご質問です。カタログの「4〜5人なら460L」を鵜呑みにすると、大きすぎる機械を買うことになりがちです。確かな指標は一つ、いま湯切れしているかどうかです。
人数で決めると、外します
カタログには「4〜5人家族なら460L」と書かれています。これは目安としては正しいのですが、同じ4人家族でもお湯の使う量は倍ほど違います。
| お湯の使い方 | 必要量への影響 |
|---|---|
| 毎日湯船にためる/ためない | 湯船1杯でおよそ180〜200L。ためない家庭は大きく減ります |
| 入浴の時間帯がそろっている/ばらばら | ばらばらだと追いだきが増え、湯温の維持に使います |
| シャワーの時間が長い方がいる | 1分あたり約10L。10分で100L前後です |
| 来客・帰省が多い | 年に数回でも、湯切れすると困る場面があります |
| 食洗機や洗面で給湯を使う頻度 | 積み上がると無視できません |
つまり、「いま湯切れしているかどうか」がいちばん確かな指標です。いま370Lで足りているなら、370Lで構いません。
大きくしすぎると、何が起きるか
「大は小を兼ねる」で460Lを選ぶ方は多いです。ただ、次のことが起きます。
- 沸かす量が増えます。タンクが大きいぶん、保温にも電気を使います
- 設置スペースが大きくなります。既設の基礎が使えず、打ち直しになることがあります
- 本体価格が上がります。同じメーカー・同じ機能でも容量で差が出ます
逆に、小さくしすぎると湯切れします。湯切れは「シャワーの途中で水になる」という形で出るので、生活の満足度がいちばん下がる失敗です。迷ったときは、いまの容量を基準にしてください。
容量のほかに、選び方が分かれるところ
| 選ぶ軸 | 違い |
|---|---|
| 給湯専用/オート/フルオート | 給湯専用は蛇口でお湯を出すだけ。オートは自動湯はり。フルオートは自動足し湯・追いだきまで |
| 角型/薄型 | 置き場所の奥行きが取れないお宅は薄型。薄型は本体価格がやや上がります |
| 高圧給湯(パワフル) | 2階の浴室、シャワーの勢いを重視する場合。水道直圧という方式もあります |
| 一般地/寒冷地 | 千葉県内の平野部は一般地仕様で足ります |
| 塩害地域向け | 海に近いお宅は、外装の仕様が変わります |
湯切れが起きたとき、まず試すこと
容量を替える前に、設定で直ることがあります。
- 沸き上げモードを見直す——「おまかせ」は過去の使用量から学習します。来客が増えた時期は学習が追いつかないため、「多め」に切り替えると解消することがあります
- 満タン沸き上げを使う——年末年始や帰省など、一時的に人数が増えるときだけ使います
- 昼間の沸き増しを許可する——電気代は上がりますが、湯切れよりは困りません
- お湯の使い方を数日記録する——湯船の量、シャワーの時間。これが分かると、必要な容量が計算できます
設定を変えても足りない日が続くなら、そのときが容量を上げるタイミングです。「なんとなく不安だから大きく」ではなく、実際に足りなかったから大きくする。この順番です。
よくあるご質問
いま370Lですが、子どもが大きくなりました。460Lにすべきですか。
湯切れが起きているかどうかで判断します。すでにお湯が足りない日があるなら460Lを検討します。足りているなら、370Lのままで問題ありません。
2階にお風呂があります。注意することはありますか。
水圧が足りるかを確認します。高圧給湯や水道直圧給湯のタイプなら、2階でもシャワーの勢いが保てます。既設の給湯器の方式と、実際の使用感をお聞かせください。
薄型と角型、どちらを選べばいいですか。
置き場所の奥行きで決まります。通路を確保する必要がある、隣家との間が狭いといった場合は薄型です。スペースに余裕があれば角型のほうが価格を抑えられます。
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