エアコンが効かないとき、何から疑えばいいですか?
順番は①家(熱の入口)→ ②置き方(室外機・気流)→ ③機器(能力・劣化)です。多くの方が③から入りますが、私は①から見ます。理由は単純で、熱が入り放題の家では、どんなエアコンも追いつかないからです。
| 順番 | 見るところ | 自分で確認する方法 |
|---|---|---|
| ① 家 | 屋根直下か/西向きの窓があるか/天井や窓が熱いか | 午後、天井と窓ガラスを手で触る。熱ければ入口はそこ |
| ② 置き方 | 室外機に直射日光/前に物/吹き出しが壁に当たっていないか | 室外機の周囲を写真に撮る。日陰にできるか見る |
| ③ 機器 | 設置年/フィルター/冷媒・能力不足の疑い | 型番シールを撮る。10年を超えていれば更新も検討 |
家のせいでエアコンが効かない、とはどういうことですか?
エアコンは「部屋の熱を外に出す機械」です。出す量より入ってくる量が多ければ、室温は下がりません。夏の日中、屋根は強い日射を受け、その熱は天井裏にたまって2階へ降りてきます。西向きの窓は15時以降に室温を押し上げます。こうした家では、エアコンを強運転にし続けることになり、電気代が上がるだけで快適にはなりません。
だから私は、入口を減らしてから機器を考える順番を勧めています。窓の遮熱や屋根の遮熱塗装で入る熱を減らせば、同じエアコンでも効き方が変わることがあります。
室外機の置き方で、何が変わりますか?
- 直射日光:室外機が日なたにあると、熱を捨てる効率が下がります。日除け(ただし吹き出しをふさがない)で改善することがあります
- 前の障害物:熱い空気が前に抜けず、吸い込み直す「ショートサーキット」が起きます。前を空ける
- 設置場所:西日が当たる壁面・狭い隙間は不利です
- フィルター:目詰まりは能力低下の定番。機器の問題か家の問題かを切り分ける第一歩として、まず掃除
買い替えたほうがいい、と判断するのはどんなときですか?
①家と②置き方を見たうえで、設置から10年を超えている/冷えるまで異常に時間がかかる/異音・水漏れ・エラーがあるなら更新を検討します。ただし「入口を減らさずに大きい機種へ」は勧めません。入口を減らせば、必要な能力が小さくなる場合があるからです。
更新するなら、あわせて電気の使い方全体も見ます。太陽光があるお宅なら昼の電気を空調に使う、卒FITなら余った電気の使い道と一緒に考える——単品ではなく、家全体の順番で決めます。
今日できることは何ですか?
- フィルター掃除
- 室外機の周囲を空ける・写真を撮る
- 午後、天井と窓を手で触って熱い場所を特定する
- 西日の時間だけ、外側で日射を遮る
- 暑い部屋の窓と、外から見た屋根、エアコンの型番シールを写真に撮る(3枚あれば見立てが早い)
よくあるご質問
エアコンの設定温度を下げても効きません。故障ですか?
新しい大きなエアコンにすれば解決しますか?
室外機に日除けをつけていいですか?
2階だけ効かないのはなぜですか?
相談すると、エアコンを売られますか?
暑い部屋の窓と、外から見た屋根。
2枚の写真から始めましょう
何を導入するか決まっていなくて大丈夫です。千葉県内、担当は寺嵜が直接お伺いします。
