太陽光の前に、屋根を整える理由。パネルの下は、塗れません。
太陽光を載せる前に屋根を整えるのは、パネルの下が塗れないからです。屋根の残り寿命を色あせ・錆・雨漏りのサインで確認し、塗り替えの機会に遮熱を入れると足場が1回で済みます。減らす→つくる→ためるの順番で、20年の総費用で比べます。
なぜ太陽光の前に、屋根を整えるのですか?
パネルの下は塗れないからです。屋根には塗り替えの時期があります。太陽光を先に載せると、その時期が来たときにパネルを下ろす費用が発生し、下ろさなければ塗れません。逆に、先に屋根を整えてから載せれば、次の塗り替えまでの時間を長く取れます。
私は「まず減らす→次につくる→最後にためる」の順番で提案しています。屋根の遮熱は「減らす」、太陽光は「つくる」。順番どおりなら、屋根が熱くなりにくい状態で発電を始められます。
屋根の残り寿命は、どう見ますか?
| 見るところ | サイン | 判断 |
|---|---|---|
| 色あせ・チョーキング(白い粉) | 触ると白い粉がつく | 塗膜の寿命。塗り替え時期 |
| コケ・カビ | 北面に緑・黒 | 水はけの低下。下地の確認 |
| ひび・欠け・浮き | 屋根材そのものの傷み | 塗装より先に補修 |
| 錆(金属屋根) | 点→線→面→穴の順に進む | 点のうちなら塗装で止められることが多い |
| 雨漏り・天井のシミ | 室内にシミ | 先に原因を突き止める。塗装で隠さない |
外から見た屋根の写真(道路から引きで)で、ここまでの見当がつきます。
屋根の遮熱塗装は、暑さ対策としてどう効きますか?
屋根表面で日射を反射し、屋根材の温度上昇を抑えます。天井裏にたまる熱が減れば、2階へ降りてくる熱も減ります(2階が暑いのはなぜか)。効果の大きさは屋根材・色・日当たり・天井裏で変わるため、数値は断定せず、現地で施工前後を測ります。
塗り替えの機会に遮熱を入れれば、足場は1回で済みます。外壁も同時なら、さらに効率的です。
20年で見ると、どう変わりますか?
今年の工事費だけを比べると、「塗装だけ」「太陽光だけ」が安く見えます。でも屋根は20年使うもので、その間に塗り替え・機器の更新・電気代がかかります。屋根を整えてから載せると、パネルの下ろし直しが不要になり、遮熱で夏の空調負荷も減ります。私はこの「20年の総費用(LCC)」で比べて、順番を決めます。
補助金は年度で変わります。使える制度があれば申請しますが、補助金ありきで順番を変えることはしません。
よくあるご質問
太陽光をすでに載せています。屋根の遮熱はもうできませんか?
パネルの下は塗れませんが、パネルの周囲・載っていない面は施工できます。まずは屋根全体の状態と、次の塗り替え時期を確認します。
屋根の塗り替えと太陽光、どちらを先にすべきですか?
屋根の残り寿命によります。塗り替え時期が5年以内なら、先に屋根を整えてから載せることを勧めます。
遮熱塗装は何年もちますか?
塗料・屋根材・日当たりで異なります。メーカーの仕様と保証条件を確認し、現地の状態と合わせてお伝えします。断定はしません。
屋根に上がって見てもらえますか?
危ないと判断した屋根には上がりません。古いスレートなど踏み抜きの危険がある屋根は、ドローンや写真で確認します。
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暑い部屋の窓と、外から見た屋根。
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