2019年、
千葉で何が起きたか。
何が起きたか
2019年9月9日、令和元年房総半島台風が千葉市付近に上陸しました。
| 事実 | 内容 |
|---|---|
| 停電の規模 | 千葉県内で約93万戸 |
| 全面復旧まで | およそ280時間 |
| 復旧が遅れた理由 | 倒木と電柱の倒壊で道路が塞がり、復旧車両が入れない地域が出ました |
出典:資源エネルギー庁
280時間は、11日以上です。「1日か2日の我慢」という想定では足りなかった、ということです。しかも9月で、まだ暑い時期でした。
そのとき、設備があっても使えていなかった
私は、工事をさせていただいたお客様のお宅を回りました。
そこで見たのは、太陽光が載っているのに自立運転を知らないお宅、蓄電池があるのに思ったより早く空になったお宅、復電した瞬間にまたブレーカーが落ちたお宅でした。
設備があることと、使えることは、別のことでした。
このときの経験が、当社がいまお伝えしていることのもとになっています。——訓練してください。容量と出力を確かめてください。エコキュートのブレーカーを落としてください。全部、あの停電で分かったことです。
550万円かけた家が、6日間停電した
忘れられないお宅があります。太陽光に300万円、蓄電池に250万円。合わせて550万円をかけたお宅です。そのお宅が、まわりと同じように6日間停電しました。
先に書いておきます。この設備を販売したのは、私ではありません。売ったのは元請けの会社で、私は下請けとして納品と工事を担当した側です。それでもその日、私は「専門家」としてその場へ連れて行かれ、矢面に立たされました。4時間、正座しました。
カタログには「普段の暮らしと変わらない」と書いてありました。売る側も、納める側も、誰も疑っていませんでした。工事をした私も、です。
何が足りなかったのか、何を確かめておくべきだったのかを、別ページに詳しく書きました。→ 蓄電池をつけたのに、停電しました
あれから、何が変わったか
2019年のあと、千葉では停電対策の相談が一気に増えました。ただ、増えたのは相談で、備えが進んだかどうかは別です。
| 当時から変わっていないこと | いま確かめられること |
|---|---|
| 自立運転の場所と手順を知らない | 30分の訓練で分かります |
| 容量と出力を見ずに蓄電池を選ぶ | 何時間もつか、同時に何を動かせるかを先に出します |
| 精密機器を蓄電池でどうにかしようとする | UPSで受けるのが正しい順番です |
| 復電時にまたブレーカーが落ちる | エコキュートのブレーカーを落としておく |
| 冷凍庫を開けてしまう | 開けなければ2〜3日もちます |
千葉はこれからも台風が来る土地です。設備を買うかどうかより先に、いまあるもので何ができるかを確かめてください。そこからでも遅くありません。
復旧を待つ間に、何が起きるか
停電そのものより、停電が続くことで起きる二次的な困りごとのほうが大きくなります。2019年は9月で、まだ暑い時期でした。
| 日数 | 起きること |
|---|---|
| 当日〜1日 | 冷蔵庫が心配になる。スマホの充電が減る。情報が入らなくなる |
| 2〜3日 | 冷凍庫が限界に近づく。暑さがこたえる。入浴できない。水の確保が課題になる |
| 3日〜 | 体力が落ちる。高齢の方・小さなお子さんの体調が心配になる。ガソリンや物資が手に入りにくくなる |
| 1週間〜 | 生活の立て直しが必要になる。仕事・学校への影響が出る |
だから備えるときは、「1日もてばいい」ではなく「何日を想定するか」を先に決めてください。そこが決まると、必要な容量も備蓄の量も自然に決まります。
そして、暑さ対策と停電対策はつながっています。屋根や窓の断熱・遮熱がしてあるお宅は、停電で空調が止まっても室温の上がり方が緩やかです。これは電気を使わない備えです。→ 屋根の遮熱 / → 窓の遮熱
よくあるご質問
2019年の停電は、どのくらい続いたのですか。
また同じことが起きますか。
いま何から始めればいいですか。
品番シールと検針票、
2枚の写真から始めましょう
概算見積りは無料です。千葉県内、担当は寺嵜が直接お伺いします。