工場・倉庫でよく使われる折板屋根は、薄い金属の板です。軽くて丈夫で、広い面積を安く架けられます。そのかわり、熱をためこみやすく、断熱がほとんどないという性質があります。
夏の日射は、屋根面に真上から当たります。金属は熱をよく受け取ります。
外気温が30℃台でも、屋根の表面は60℃を超えることがあります(メーカー資料の事例では約65℃)。
高温になった屋根は、下に向かって輻射熱を出します。空気を通じてではなく、直接、下のものを温めます。
空調が冷やした空気を、屋根からの輻射熱が上から温め続けます。設定温度を下げても追いつきません。
当社が「まず減らす、それからつくる、最後にためる」という順番でご提案しているのは、このためです。太陽光や蓄電池を先に入れても、入ってくる熱が多いままなら、必要な設備が大きくなるだけです。
赤外線サーモグラフィで、施工前と施工後の屋根表面温度を比べられます。当社が確認できたメーカー資料の施工報告では、次のような測定例があります。
| 記録 | 内容 |
|---|---|
| 施工前後の表面温度 | 約65℃ → 約40℃ |
| 日射のブロック率 | 約85%(特殊酸化チタンと中空バルーンによる) |
| 施工箇所と未施工箇所の差 | 約15℃〜25℃の差が確認された事例(福岡県八女市・事務所屋上/2017年7月施工) |
| 複数現場の測定例 | 約17℃/約15℃/約22℃ の温度差 |
| 時間帯 | 屋根で起きていること | 室内・空調 |
|---|---|---|
| 朝(〜9時) | 屋根が温まり始める | まだ空調は追いつく |
| 昼(11〜14時) | 日射がいちばん強い。屋根が最高温度に近づく | 空調がフル稼働に入る |
| 午後(14〜16時) | 屋根に蓄えられた熱が下へ出続ける | ここでピーク(デマンド)が立ちやすい |
| 夕方〜夜 | 日射は消えるが、屋根はまだ熱を持っている | 空調が止められない。残業のある現場ではここも効く |
ポイントは午後です。日射が弱まっても、温まった屋根はしばらく熱を出し続けます。「夕方になっても暑い」のはこのためです。
ひとつの工事が、複数の課題に同時に効きます。暑さ対策・電気代・建物保護・労働環境。当社が設備を1つずつ売らないのは、この4つが同じ原因(屋根からの熱)につながっているからです。
千葉は海に囲まれ、京葉工業地域をはじめ海沿いに工場・倉庫が並びます。塩分を含んだ風と酸性雨で、金属屋根は内陸より傷みが進みやすい環境です。
熱と錆は、別々の問題ではありません。高温と紫外線は塗膜を痛め、痛んだ塗膜から錆が入ります。だから当社は、遮熱だけでなく防水・防錆・防汚を重ねた3層で考えます。暑さ対策のついでに屋根の寿命も延ばす、という順番です。
※ 温度・費用・保証の数値は、当社が確認できたメーカー資料(株式会社スケッチビジネスマネジメント/節電ECOショップ)の範囲です。計測条件・建物により変わり、断定的な効果保証はいたしません。
屋根は日射を直接受け止めるため、外気温より大きく高くなります。メーカー資料の施工事例では、施工前の屋根表面が約65℃という記録があります。計測条件・屋根材・時刻により変わります。
空気層は熱の伝わりを多少和らげますが、屋根そのものが高温になることは止められません。高温の屋根からの輻射は続きます。
はい。現地調査でサーモグラフィによる実測を行います。千葉県内は調査・お見積りとも無料です。
メーカー資料の事例では屋根表面温度で約15〜25℃の差が確認された例があります。室温が何℃下がるかは、建物・空調・換気で変わるため断定いたしません。実測したうえで、御社の建物に即した目安をお伝えします。
工事の期間は屋根の面積と状態で変わります。夏に間に合わせたい場合は、逆算するとご相談は早いほうが安全です。ただし秋・冬の施工にも利点があります(別記事で説明しています)。
千葉県内は現地調査・お見積り無料です。写真1枚からでも、見当をお伝えします。
電気の仕事28年、代表の寺嵜が直接うかがいます。